働き方を考えるカンファレンス2019「働くをひも解く」
at Will Work様主催の「働き方を考えるカンファレンス2019」にて、グラフィックレコーディングを行いました。今年のテーマは「働くをひも解く~これまでの100年、これからの100年を再考する~」。
こちらのカンファレンスでは2017年からグラフィックレコーディングを担当させていただき、今年で3年目。この数年で「働き方改革」という言葉を日々多くのメディアで見かけるようになりました。その中で「働き方改革」に対する声も変わってきたように感じています。「うちの会社でもやらなくては、でも何から始めたらいいんだろう…」という声から、「そもそも私たちは今まで何を大切にしてきて、これから何を大切にしたいんだっけ?」という問いへの変化です。そしてその問いに対し、いろんなチャレンジをする企業も増えてきました。
そのような中、私たちもこのカンファレンスでいくつかのチャレンジをせてもらいました。
オープニングセッションで今年のグラフィックレコーディングについて話すタムラカイ
チャレンジその1:全セッションでデジタル・グラフィックレコーディングを実施
昨年に引き続き、同時に開催される他ホールのセッション内容を知ったり、ご自分が参加されたセッションの内容を熱を持って他の方にシェアするため、グラフィックレコーディングを導入しました。運営の方から「今年はレイアウトを縦長から横長に変更し、登壇者と会場の距離を近くする」とお聞きし、より臨場感が溢れ、話された内容を受け取りやすくかつ一人一人がより考えられる場とするためにデジタル・グラフィックレコーディングのご提案をさせていただきました。会場の大きなスクリーンに、登壇者の方がその場で紡ぐ言葉を形にしていくことで、来場者の方からは「話を聞くことに集中できた」「会社でこのグラレコを使って、自分たちの働き方について話し合いたい」といった声をいただきました。
スクリーンに投影されるデジタル・グラフィックレコーディング
懇親会ではデジタル・グラフィックレコーディングの動画が上映
話の流れを再度追うことも容易に(全セッションの動画はこちらからご覧いただけます)
このような大きなカンファレンスであってもこういった新たな取り組みを「それいいね!」と任せてくださる運営のみなさまに、あらためて感謝申し上げます。
チャレンジその2:グラフィックカタリスト・ビオトープというチームの有機的な変化
私たちグラフィックカタリスト・ビオトープは、結成当初同じグループ会社のメンバーで活動をスタートしました。ですが今回は、私たちの活動に興味を持ち、共感してくださる方にもジョインしていただきました。
大住 早さん、中尾 仁士さん、和波 里翠さんがジョインしてくれました
グラフィックレコーディングをする人が増えていく中、私たちがチームアップをする際に大切にしたいことは「同じ企業であること」でも「描くという手段を共通的に持っていること」でもありません。「お互いを大切にするために、支え合える関係であるか」「見たい未来のために、時間を共にできるか」。これがすごく大事だと思っています。
今回のイベントは、私たちのチーム名にある「ビオトープ」という言葉の意味を、私たち自身があらためて考える機会にもなりました。
カンファレンスが終わった後すぐに、中尾さんが「チームでデジタル・グラフィックレコーディングをすること」についてブログをアップしてくれています。こちらもぜひご覧ください。
私たちにとっての「革新」
今回のカンファレンスでは「何を続け・守りその上で何を変えていくか」ということが多く語られていたように思います。“「日本企業
」をひも解く[B]”のセッションの中で、「革新とはただ真新しいことをすることではない。守るべきものを見定め、その上で行動を起こすことだ」というロナルド・ハイフェッツの言葉が紹介されていました。私たちがやりたいこともまさにこれであり、そしてこれを実践できるカンファレンスであったなと感じています。
”「日本企業」をひも解く[B]“セッションのグラフィックレコーディング
私たちはこれからも、グラフィックレコーディングの有無だけでも、アナログ・デジタルを選択するだけでもなく、「今ここで守りたい・続けたいものはなにか、その上で見たい変化は何か、そして私たちはそこで何ができるか」を真摯に問いながら進んでいきます。
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