東京湾岸トークin竹芝 夢になるといけねぇNight vol.3
2018年3月19日に開催された、「東京湾岸トークin竹芝 夢になるといけねぇNight vol.3」にてグラフィックレコーディングを担当させていただきました。
竹芝は、2020年の竹芝地区開発計画の完成、東京オリンピック・パラリンピックの開催などにより、大きく変化します。このトークイベントは、竹芝エリアの地域内外の人々が手を携え、アイディアと実践を通じて、竹芝発の新たなライフスタイル、新たな価値を創造・発信する場と機会を、エリアマネジメント活動の中で生み出そうという試みから開催されています。
これまで、第一回では事例を元にした竹芝の可能性についての議論、第二回ではシビックプライドという観点からありたい姿の方向性を探る議論が展開されていました。
第三回となる今回は、「タクティカルシティ:パブリックスペース活用から実験都市に向けて」と題し、地域活動を実践されているパネリストをお呼びし、より具体的な竹芝エリアの魅力へフォーカスした議論、実践的なブランディング活動に向けた議論が会場を巻き込んで行われました。
想いを共有するアウトプットの「場」
当初ご依頼をいただいた際に、「来場者の方々との議論をより深くしたい」「パネリストと来場者の方々の距離を身近にしたい」という導入背景をおうかがいし、対話の「場」の設計から打合せに参加させていただきました。
・竹芝の持つ魅力を知るために、竹芝エリアの印象を来場者から集めたい
・パネリストの方々のトークから、より詳しく聞きたい話や質問を会場を巻き込んで話し合いたい
こうした対話を実現させるために、グラフィックレコーディングを単なる対話の可視化としてではなく、「場」をつくる要素として活用していただきました。
イベントでは、はじめにパネリストの方々からインプットとして、どのような活動に取り組まれているかという具体的な実践事例をインプットとして話していただきました。その話を踏まえ「竹芝エリアにどのような印象を持っているか」を来場者の方々から集めました。
ピンク色のポストイットに意見を書き込み、あらかじめ描いておいた「竹芝の地図」にその想いを貼り付けていきます。
開催前は「ポストイットが集まらなかったら……」という不安もありましたが、A0のパネルを埋め尽くすほどの意見が集まりました。その想いはポジティブなものからネガティブなものまで、それぞれのエリアを人々がどのように捉えているかが表れています。
そうした想いを元に、「竹芝にある各エリア(旧芝離宮、ふ頭、竹芝通り)の魅力をどう引き立たせるか、その実現のためにどのようなプロセスが必要となるか」というテーマでパネリストのクロストークが行われました。
そこでは、旧芝離宮エリアの「伝統×自然×都会」が混在している魅力や、水辺エリアの「水陸からのアクセス」、竹芝通りの「多い人通りと新設されるデッキや高速道路の関係」といった、可能性と付随する問題点まで様々な議論が飛び交いました。
限られた時間ではありましたが、その中で来場者の方々がもっと詳しく聞きたい話を青色、パネリストへの質問を黄色のポストイットに書き込んでいただき、グラフィックレコーディング上に貼付けるということを行いました。
ここからは会場を巻き込んでのトークとなります。
貼られた質問内容を拾い、具体的なコンテンツや時期、竹芝という土地でできることなどについて、来場者の持つ懸念や期待を表したより深い議論が行われました。
最後に、「ビジョンと戦略」「参加者を巻き込む取組のプロジェクト化」といった竹芝エリアの今後についてまとめられ、トークイベントは締められました。
地域開発、魅力の発信に向けた、次なる取組みへとつながるであろう対話のある素晴らしいトークイベントだったという参加者の声を聞き、私たちのグラフィックレコーディングがその一助となれたことをうれしく感じました。
主催である竹芝エリアマネジメントの方々、登壇者およびご関係者様、そして参加いただいた皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました!
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